悲しいお知らせですが、今年になって、奥村徹君と有木正典君が逝去されました。心からご冥福をお祈りします。 合掌
 この日、小生の師匠である宇野正三君の右隣に座りました。会もたけなわとなり、宇野正三君の左隣が空き、徳永彰君がそこへ座りました。彼は広大の柔道部時代の思い出を語り、その後、我々も末路晩年になったよな、という話になりました。小生はこの歳になると50年前にお世話になりながらお礼の挨拶もしなかったことが悔やまれると、その方の名を彼に告げました。なんと驚いたことに、徳永君はその方の父上のところへ往診に行っていたことがあったのです。お世話になった方は、甲田町の名越洋児さんという方でしたが、まさか徳永君と同じ郷里で、しかもその方の父上が彼の患者であったとは予想だにできないことでした。彼のお陰で、名越洋児さんにお礼の挨拶ができました。ここを借り、徳永彰君に深甚なる感謝の意を表します。徳永君、本当に有り難う。
 このホームページをご覧になった名越さんから、有木君の父上に歯を診てもらったことがあった、と連絡がありました。本当に世間は狭いですね。
 さて、黄昏に染まる雲の色にも秋を感じるようになりました。私たちのような末路晩年の者にとりましては雲の色にも人生の黄昏を感じます。しかし、菜根譚に「日既に暮れ 而も猶お 烟霞絢爛たり」と。ですから私たちも末路晩年なればこそ、ますます輝きたいと願っています。
 50年前にお世話になりました安芸高田市の名越さんも、ますます輝いて下さい。 平成27年秋   文責 土井和士
   
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