コーチはスポーツドクター!?  藤田令子

 「負けチームは点差かける10回のトレーニングを!」と増井コーチの声がコートに響きます。五日市テニススクールでは、1期ごとテーマを決めてレッスンが行われそれを生かしてのゲーム練習をします。ちなみに今期のテーマは「レスポンス(反応 応答)」です。
 そのゲーム練習で負けると冒頭のようなトレーニングが課されます。各人負けが込むと70回80回のトレーニングは当たり前となり、腹筋、背筋、スクワットと自分に必要なトレーニングをします。レッスン前の準備体操、レッスン中の負けた分だけトレーニング、そして、レッスンの最後にあるスマッシュ練習が終わるとクールダウンのための体操と十分なトレーニングが組み込まれ、これらを真面目にこなせばかなりの筋力がつくように考えられています。でもこれはあくまでも自主性に任されていて、勿論強制ではありません。そしてその場でトレーニングの基本的なフォームを教えて下さいます。
  私はというと、やったりやらなかったりの生徒です。 そんな私が、トレーニングの重要性を痛感したのは、半年前から悩んでいた膝痛が、コーチから教わったトレーニングで軽減したからです。整体通い、湿布、サポーターをしながら一応テニスはしていましたが芳しくなく、整形外科の病院を予約していました。その予約日の4~5日前でしたか、膝が痛い旨をコーチに話すと、膝をカバーする足の筋力を鍛えるトレーニング方法をすぐに教えて下さいました。それを二、三日続けると膝の痛みがうそのように軽くなったのです。結局病院には行きませんでした。
  そういえば、レッスン生のUさんも、「肩痛が、コーチから教わったトレーニングをすると1日で治ったのよ。」と仰っていました。先日はレッスン生のOさんから「私の腰痛はどうしたらいいのでしょうか?」と聴かれ、即座にトレーニングの方法を教えておられました。さながらスポーツトレーナーのようでした。
 今回の私の膝痛やUさんの肩痛はトレーニングをすることで、病院に行かずに幸いにも治ったのですが「言われたトレーニングをすれば治るというものでもなく、正しいフォームで無理のないようにすることが大事で、逆に悪いフォームだと悪化することもあるので注意するように」と助言して下さいます。又そのときの判断で、「病院に行ったほうがいいですよ。」と勧められることもあります。
 また、「骨の老化は誰でも起こりうることだけど筋力をつけることで骨を支え、骨密度を上げることが出来る」と筋トレの重要性を教えて下さいます。きっと、スポーツ医学にもとづいて、ご自分も毎日実践されているからこそレッスン生一人一人に合ったトレーニング方法を教えて下さるのだと感心し、感謝しています。
これからはレッスン時のトレーニングにまじめに取り組むこと、コーチから指導を受けたトレーニングを正しいフォームで毎日続けることを自分に言い聞かせ、1日でも長く、元気で五日市テニスクラブに通うことが出来ればと思っている今日この頃です。